体調の悪化により2016年名古屋場所の途中で職務を離脱した親方は、東京の病院へ緊急再入院となりました。すでに病状は深刻な段階に達しており、主治医からも厳しい見通しが伝えられていました。
臨終の際、病室には妻の久美子さん、長男の剛さん、そして次女でモデルの秋元梢さんをはじめとする家族が集まりました。さらに、部屋付きの親方衆や親しい関係者も駆けつけ、ウルフの最期を見守りました。
意識が混濁する中でも、親方は家族の手をしっかりと握り返し、長年連れ添った妻や子どもたちへ感謝の想いを伝えたとされています。苦しい息の下から絞り出された「ありがとう」の言葉が、周囲へ遺した最後のメッセージとなりました。現役時代と変わらぬ力強い眼差しを時折見せながら、家族の温かい声かけに包まれて静かに旅立ちました。