非英語圏の作品として歴史的な金字塔を打ち立てた『イカゲーム』は、過酷な格差社会への風刺とデスゲームの緊迫感を融合させ、世界中に旋風を巻き起こした。国境や言語の垣根を軽々と飛び越え、世界各地の視聴者を同時に画面へ釘付けにした現象は、グローバル配信プラットフォームの威力を知らしめる最大の証拠となった。
一方、ティム・バートン監督の独特な美学が見事に結実した『ウェンズデー』は、ダークでユーモアあふれる学園ミステリーとして若年層を中心に空前のブームを巻き起こした。ソーシャルメディアで爆発的に拡散したダンスシーンをはじめ、カルチャーとしてのアイコン化に成功したこれらの作品は、ヒットの法則が多様化している現状を物語っている。