内村光良という表現者の特異性は、プレイヤーにとどまらず映画監督・脚本家としての顔を持つ点にある。お笑い芸人の青春と葛藤をリアルに描いた『ボクたちの交換日記』をはじめ、『ピーナッツ』や『金メダル男』など、これまでに手掛けた長編作品は数多い。
監督作品の興行収入に伴うインセンティブに加え、脚本印税や映像のパッケージ化、ストリーミング配信権によるライツビジネスからの継続的なバックマージンが内村の口座へ流れ込む。作品が年月を経て名作として再評価されるたびに発生する版権収入は、労働対価としてのギャラとは別軸で資産を増殖させる強固な基盤となっている。