スタジオジブリの歴代作品を振り返ると、日本の演劇界・映像界を代表する名優たちが主要キャラクターを演じてきたことが分かります。代表作におけるジブリ声優一覧を紐解くと、計算し尽くされたキャスティングの妙が見えてきます。
1997年公開の『もののけ姫』では、主人公アシタカ役に松田洋治さん、ヒロインのサン役に石田ゆり子さん、エボシ御前役に田中裕子さん、モロの君役に美輪明宏さんが抜擢されました。このもののけ姫 声優キャスト陣の重厚な演技は、室町期の過酷な自然と人間の相克というテーマを見事に表現し、日本映画史に残る大ヒットを牽引しました。
さらに2001年の『千と千尋の神隠し』では、10歳の少女・千尋役に当時ほぼ無名の子役だった柊瑠美さんを起用し、ハク役に入野自由さん、湯婆婆・銭婆役に夏木マリさん、釜爺役に菅原文太さんを配置しました。この千と千尋の神隠し 声優一覧を見ても分かる通り、等身大のリアリティを担う子どもと、強烈な怪異を演じる個性派怪優のバランスが絶妙に機能しています。
名作の数々を彩った主なキャスティングは以下の通りです。
- 『となりのトトロ』:草壁タツオ(お父さん)役/糸井重里、サツキ役/日髙のり子、メイ役/坂本千夏
- 『魔女の宅急便』:キキ/高山みなみ、おソノ/戸田恵子、トンボ/山口勝平
- 『もののけ姫』:アシタカ/松田洋治、サン/石田ゆり子、モロの君/美輪明宏、ジコ坊/小林薫
- 『千と千尋の神隠し』:千尋/柊瑠美、ハク/入野自由、湯婆婆/夏木マリ、坊/神木隆之介
- 『ハウルの動く城』:ハウル/木村拓哉、ソフィー/倍賞千恵子、荒地の魔女/美輪明宏
- 『風立ちぬ』:堀越二郎/庵野秀明、里見菜穂子/瀧本美織、本庄/西島秀俊