日本の二大エアラインである全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)の選考現場でも、この傾向は顕著だ。グローバル化が進む現在、多様性を尊重する観点から採用基準の柔軟化が進んでいるものの、「ブランドの顔」としての身だしなみや立ち振る舞いに対する基準は極めて高い。
両社の現役客室乗務員たちが共通して口にするのは、「品格」と「自己管理能力」の重要性だ。時差のある国際線を飛び回り、不規則な生活のなかで肌荒れ一つ見せず、常に完璧な笑みを保つこと。それは並大抵の体調管理では不可能である。自身の健康と美しさを維持するストイックな姿勢こそが、ANAやJALの制服を身に纏う者に求められる真の資質と言える。