人形をモチーフにした作品のセットでは、不気味な噂が絶えない。関係者への独自取材によると、実在のモデルや本物のアンティーク衣装を使用した現場では、説明のつかないポルターガイスト現象が頻出していたという。夜間のスタジオで誰もいないはずの小道具部屋から足音が響き、機材が突然原因不明の故障を起こす事態が相次いだ。
ある美術スタッフは、「撮影用の人形の首が、電源の入っていない状態でゆっくりとこちらを向いた」と語る。祈祷師を呼んで撮影前にお祓いを行った作品も少なくない。スクリーンに映し出される恐怖は、演技やSFXだけで作られたものではないのかもしれない。