この味を全国へ均質に届ける司令塔となっているのが、ブランドを展開する株式会社NISだ。創業者・商品開発責任者は、立ち上げ当初から「持ち帰って家族で食べる瞬間」をゴールに見据えて開発を続けたという。出来立てが美味しいのは当たり前。真の勝負は、購入から30分後、あるいは翌朝の冷めた状態にある。
冷めても衣がベタつかず、肉が硬くならない配合を見つけ出すため、粉のブレンドは何百通りも試作された。小麦粉と馬鈴薯澱粉の比率、衣をつける際の手の圧力、肉を油に投入する角度に至るまでマニュアル化。職人の勘に頼る部分を徹底的に科学し、どの店舗で買っても同じ感動を再現できるシステムを構築したのである。