映画が提供すべきなのは、心地よい共感なのか、それとも居心地の悪い違和感なのか。激論が収束する気配はない。しかし、完璧に均質化されたコンテンツが溢れる時代において、観る者を感情の極限へと追いやる怪作の存在は、私たちが人間的な感情の振れ幅を取り戻すための劇薬でもある。
タイムラインの喧騒を離れ、暗闇の中で一本の映画と対峙するとき、そこに何を見出すかは観客一人ひとりに委ねられている。誰かの駄作は、別の誰かにとっての生涯の一本になり得る。激しい議論の嵐の先にこそ、映画という芸術が持ち続ける不滅の生命力が宿っている。 (出典: 賛否 両論(Yahoo!ニュース))
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