聘珍樓の工場では、今日も職人が大釜の前に立ち、黒い水飴と加熱された砂を用いて栗をじっくりと炒り上げている。パチパチとはじける音と、皮の表面が美しい飴色に変わる瞬間を見極める技術は、一朝一夕で身につくものではない。
じっくりと遠赤外線で加熱された栗は、皮がパリッと香ばしく、中の果肉はしっとりホクホクとした食感に仕上がる。その自然で豊潤な味わいは、砂糖をふんだんに使った一般的な伝統菓子・和洋菓子とは異なり、素材本来の純粋な美味しさを堪能させてくれる。後味に嫌な甘さが残らず、いくつでも食べ進められる上品さが特徴だ。