音楽やファッションとの親和性の高さも、江口寿史イラストがカルチャーのアイコンであり続ける大きな理由です。その最たる例が、ロックバンド「銀杏BOYZ」のアルバムジャケットです。
2005年にリリースされた『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』のジャケットに描かれた、口から涎を垂らしながら真っ直ぐ前を見つめる少女のイラストは、バンドの狂気と純情を完璧に視覚化し、音楽シーンに計り知れない衝撃を与えました。その後も『DOOMSDAY COVERS』などでタッグを組み続け、ロックファンにとって江口氏の絵は青春のシンボルとして深く刻み込まれています。
さらに、有名アパレルブランドとのコラボTシャツや、飲料メーカー、大手百貨店、商業施設のメインビジュアルなど、多岐にわたるタイアップを展開。単なる広告の枠組み組みを超え、アートとして街を彩り、発売されるアパレルやグッズは即座に完売するなど、マーケットにおけるブランド価値は年々高まりを見せています。