口寄せの術を行使するためには、厳格な手順と条件をクリアしなければなりません。最も基本的な前提となるのが、対象となる生物種との「血の契約」です。作中でうずまきナルトが自来也の指導下で修行した際、巨大な「妙木山 契約の巻物」に自らの血液を用いて氏名を漢字で記し、右手の指5本の拇印(指紋)を押印する描写が詳細に描かれました。この契約を交わして初めて、術者と対象の生息地(妙木山や龍地洞など)との間に時空間のパイプラインが開通します。
契約完了後に実際に空間から呼び出すための「口寄せの術 印の順番」は以下の5ステップで固定されています。
- 第1の印:亥(い)
- 第2の印:戌(いぬ)
- 第3の印:酉(とり)
- 第4の印:申(さる)
- 第5の印:未(ひつじ)
印を結び終えた後、自らの指を噛み切るなどして親指に血を滲ませ、それを地面や対象物に押し当てて「口寄せの術!」と発声しながらチャクラを一気に解放することで、黒い術式陣が展開され、白煙とともに契約獣が出現します。
ここで極めて重要なのが、消費するチャクラ量と出現する個体の相関関係です。ナルトの初期修行において、通常チャクラで練った際には「おたまじゃくし」や「足の生えたオタマジャクシ」しか召喚できませんでした。これは時空間を歪めて呼び寄せる質量に対し、供給されたチャクラの絶対量が不足していたためです。ナルトが後に妙木山の首領格である大蝦蟇を呼び出せたのは、自来也によって崖から突き落とされ、生命の危機に瀕したことで体内の「九尾のチャクラ」を引き出せた瞬間でした。強大な生物を呼び寄せるには、莫大なチャクラ制御が絶対条件となります。