今注目を集めている 脳神経12対の覚え方完全攻略!国試を制する最強語呂合わせと一覧について、詳しいまとめを整理して公開しています。

基礎的な名称と分類をクリアした後に待ち構えているのが、「三叉神経の枝分かれ」と「脳幹のどの部位からどの神経が出ているか」という応用解剖学の領域です。ここもシステマティックな暗記法を用いれば短時間で攻略可能です。

1. 三叉神経の3本の枝(V1・V2・V3)の覚え方

三叉神経(第Ⅴ脳神経)は頭蓋骨を出る際に3つの枝に分かれます。上から順に配置されているため、顔の高さと連動させて覚えます。

  • 第1枝(V1):眼神経(上眼窩裂を通る)= おでこ・上まぶた・鼻背の感覚(純感覚性)
  • 第2枝(V2):上顎神経(正円孔を通る)= 下まぶた・頬・上唇・上歯の感覚(純感覚性)
  • 第3枝(V3):下顎神経(卵円孔を通る)= 下唇・下顎・下歯の感覚 + 咀嚼筋の運動(混合性)

「目が上下一段(眼・上・下)」の順番であり、「筋肉を動かす運動線維を含んでいるのは一番下の下顎神経(V3)だけ」というルールを頭に叩き込みましょう。アゴを動かして物を噛む(咀嚼)ためには下顎が動く必要があるため、下顎神経だけに運動線維があるのは極めて合理的な構造です。

2. 脳幹から出る順番「2・4・4の法則」

脳神経12対が中枢神経のどこから出ているかを問う問題は、PT・OT国試や医師国試で極めて高頻度に登場します。これは「2・4・4の法則」で一撃解決できます。

【脳神経の起始部ルール】
・大脳・間脳から出る(2本):Ⅰ(大脳)、Ⅱ(間脳)
・中脳から出る(2本):Ⅲ、Ⅳ
・橋から出る(4本):Ⅴ、Ⅵ、Ⅶ、Ⅷ
・延髄から出る(4本):Ⅸ、Ⅹ、Ⅺ、Ⅻ

1と2を除いた「3番から12番までの10本」は脳幹から出ており、上から中脳(2本:3・4)→ 橋(4本:5・6・7・8)→ 延髄(4本:9・10・11・12)と美しく「2・4・4」で並んでいます。脳幹のイラストを描く際、上から「2本・4本・4本」の線を引くだけで起始部の問題はすべて正解を導き出せます。

3. 視覚で覚える「顔面イラストまとめ法」

文字だけでなく視覚的なイメージ(イラスト)を活用する記憶術も非常に有効です。紙に大きな人の顔の輪郭を描き、パーツごとに脳神経の数字を書き込みます。

  • 鼻の位置に大きく「1」を描く(第Ⅰ脳神経:嗅神経)
  • 両目の位置に「2」を描く(第Ⅱ脳神経:視神経)
  • 眉毛や上まぶたに「3」を描く(第Ⅲ脳神経:動眼神経でまぶたが上がる)
  • 顔全体を覆うように大きく「5」を描く(第Ⅴ脳神経:三叉神経の感覚領域)
  • 耳の位置に「8」を描く(第Ⅷ脳神経:内耳神経)
  • 口から飛び出す舌の上に「12」を描く(第Ⅻ脳神経:舌下神経)

このイラストを自分で1〜2回紙に描いてみるだけで、右脳の空間認知機能が刺激され、試験本番で記憶が引き出せなくなるリスクを最小限に抑えられます。