情報があふれかえる現代社会において、デジタルジャーナリズムが突きつけられている大きな課題が、都市伝説・オカルト情報の爆発的な伝播力だ。
ソーシャルメディアのアルゴリズムは、ユーザーの「恐怖」や「驚き」といった感情を強く刺激するコンテンツを優先的に拡散させる性質を持つ。インプレッションの獲得を狙うまとめサイトや動画配信者が根拠のない噂を繰り返し発信し、検証を経ないままタイムラインを埋め尽くす。冷徹な科学的見解よりも、ショッキングな「予言」の方がはるかに速く伝播してしまう構造が存在する。一次情報に当たり、発信元の信頼性を自ら確認する姿勢が読者側に強く求められている。