進路指導の現場で最もシビアな問いを投げかけられるのが、同校の「出口戦略」です。南葛飾高校 大学進学実績を直視すると、進路の内訳は進学校のそれとは大きく異なり、生徒の将来設計が多元化している実態が浮かび上がります。
卒業生の進路構成比はおおむね以下の比率で推移しています。
- 専門学校進学:約40〜45%(美容・調理・自動車・IT・看護医療など)
- 就職(公務員・民間企業):約20〜25%(地元製造業、インフラ、サービス業など)
- 大学・短期大学進学:約25〜30%(私立大学が中心)
4年制大学への進学ルートは、一般選抜での勝負ではなく、高校3年間の評定平均を武器にした「指定校推薦」または「総合型選抜(旧AO入試)」が圧倒的多数を占めます。指定校推薦の枠には、関東学院大学、大東文化大学、帝京大学、千葉商科大学、帝京平成大学といった中堅私立大学が名を連ねています。学校内で定期テストを真面目に受け、評定平均3.5〜4.0以上をキープしていれば、無理なく大学進学を果たすルートが開かれています。
一方で、「一般受験で日東駒専やG-MARCHを目指したい」という受験生には注意が必要です。校内の授業進度や周囲の学習意識は基礎学力の定着に重心が置かれているため、難関大受験に必要な高度な演習量は確保しづらいのが現実です。一般受験を志す場合は、早い段階から外部の予備校を活用するか、強固な自己管理能力が不可欠になります。