南葛飾高校を語る上で欠かせない象徴的なファクトが、世界的サッカー漫画『キャプテン翼』との深いつながりです。作者の高橋陽一氏が東京都葛飾区四つ木出身であり、主人公・大空翼が所属する「南葛中学校」「南葛高校」のネーミングは、まさにこの南葛飾高校からインスピレーションを受けて名付けられました。
この歴史的背景から、校内には記念モニュメントやイラストが飾られ、地元葛飾区の地域創生プロジェクトやJリーグ参入を目指す社会人クラブ「南葛SC」との連携企画など、独自の地域密着型活動が活発に行われています。「キャプテン翼のモデル校でサッカーがしたい」という純粋な動機で遠方から入学を志望する生徒も毎年存在します。
注目のサッカー部の活動実態については、全国大会常連の私立強豪校のようなアスリート選抜集団ではなく、高校から本気で競技力を伸ばしたい生徒や部活動と学業を両立させたい生徒が切磋琢磨する環境です。都立大会での上位進出を目指し、熱意ある顧問の指導のもとで放課後や週末のトレーニングが地道に続けられています。華やかなプロ養成所というよりは、「スポーツを通じて礼儀作法や協調性を身につける人間形成の場」として健全に機能しています。