ネット上の口コミやSNSでは、南禅寺水路閣に関していくつか事実と異なる誤解が見受けられます。訪問前に知っておくべき3つの盲点を整理します。
誤解①:「南禅寺の有料拝観チケットを買わないと見られない?」
【真相】:水路閣があるエリアは南禅寺の境内(屋外)にあり、24時間誰でも無料で立ち入り可能です。南禅寺の三門に登楼する場合(一般600円)や、国宝の方丈庭園を拝観する場合(一般600円)は有料ですが、水路閣そのものを見るためだけなら拝観料は1円もかかりません。
誤解②:「レンガ造りの水道橋は明治時代の西洋かぶれで寺を冒涜した?」
【真相】:当時の最先端技術でありながら、景観への配慮を極限まで計算した設計でした。西洋の技術を取り入れつつも、日本の禅寺の色彩(土、木、苔)と喧嘩しないよう、落ち着いた色合いの国産赤レンガを厳選し、アーチの径間や高さを周囲の木々の樹高に合わせた緻密な設計が施されています。結果として130年後の現在、日本庭園と西洋土木が見事に融和した唯一無二の美観を生み出しています。
誤解③:「水路閣の上の水は止まっている・枯れている?」
【真相】:現在も毎秒約2トンの水が途切れることなく流れています。上部の流路は安全柵越しに見学可能で、勢いよく流れる水面を間近で確認できます。