この極上のチーズが生まれたのは、太陽が降り注ぐ南イタリアのプーリア州。1920年代、現地のアンドリアという街で職人のジョヴァンニ・コラート氏の手によって産声を上げた。
もともとは、モッツァレラチーズを作る際に出る端材を無駄にしないための工夫から始まったという。細かく割いたチーズの生地を生クリームと混ぜ合わせ、それをさらにモッツァレラで包み込む。この内側の甘く濃厚な具材こそが、現在「ストラッチャテッラ」と呼ばれるものだ。贅沢なアイデアから生まれた逸品は、やがて伝統的なイタリア料理の枠を超えて、世界中のフレッシュチーズファンを虜にすることとなった。