2016年、乃木坂46の3期生オーディションに合格した当時、彼女はわずか12歳の小学6年生だった。先輩メンバーにかわいがられる無邪気な「最年少キャラ」として頭角を現したものの、その裏には若くして巨大グループの看板を背負う重圧と、常に成熟を求められる芸能界の厳しさが漂っていた。
年齢を重ねるにつれ、彼女は単なる「妹分」からの脱却を静かに模索し始める。ダンスパフォーマンスにおける軸のブレないしなやかな体の使い方や、曲の世界観を即座に噛み砕く洞察力は、グループ内でも群を抜くレベルへと達した。年齢という記号を削ぎ落とし、実力で自らの居場所を勝ち取ったプロ意識こそが、彼女の基礎を形作っている。