奈良公園で鹿と安全かつ平和に触れ合うためには、野生動物の習性に適した「正しい距離感」と「マナー」を守ることが不可欠です。
もっともトラブルが多発する「鹿せんべい」の給餌では、以下のポイントを徹底してください。
- じらさずにすぐあげる:鹿せんべいを持ったまま手を高く上げたり、写真撮影のために焦らしたりすると、鹿は「奪われた」と感じて服を噛んだり頭突きをしたりします。
- なくなったら「両手を開いてパー」を見せる:せんべいがなくなったら、手のひらを広げて鹿に見せるポーズを取ります。奈良の鹿はこの合図で「もう食べ物がない」と理解し、自然に去っていきます。
- 人間の食べ物は絶対に与えない:お菓子やパン、ビニール袋に入った食品は、消化不良や腸閉塞を引き起こし、鹿を死に至らしめる原因になります。
- 撫で回そうとせず、一定の距離を保つ:基本的に直接手で触れることは避け、観察や撮影も数メートルの間隔を空けて行うのがベストです。
鹿が見せる「お辞儀」のポーズは、感謝の礼ではなく「早くせんべいをよこせ」という要求や威嚇のサインであることも知っておくべき重要な知識です。