まだベルト通し(ベルトループ)が標準装備されていなかった時代、作業用パンツのウエスト周りを調整する主役はサスペンダーとバックルベルトだった。創業者リーバイ・ストラウスが固い作業着に革命を起こして以来、アメリカンワークウェアの機能パーツとして欠かせない存在となったのが、このシンチバックである。
当時の労働者たちを支えたバックルバック ジーンズは、腰裏のストラップを金具で締め上げることでジャストフィットを得ていた。特に1937年に登場したLevi's 501XX 1937モデルは、ベルトループとシンチバックが同居する過渡期の象徴として、今なお多くのコレクターを魅了してやまない。