目の色の全種類と世界割合!最も珍しい色や日本人に茶色が多い理由を解明

目の色の全種類と世界割合!最も珍しい色や日本人に茶色が多い理由を解明

目の色の全種類と世界割合!最も珍しい色や日本人に茶色が多い理由を解明にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

「子どもの頃と目の色が変わった」「大人になってから瞳の色が薄くなった気がする」という現象には、生理学的に無害なものと、重大な眼科疾患が隠れているケースの2通りが存在します。

赤ちゃんの目の色の変化(生後6ヶ月〜3歳の定着プロセス)

白人系やハーフの赤ちゃんによく見られる現象として、「生まれた時は透き通るような青やグレーだったのに、1歳を過ぎる頃から茶色やヘーゼルへ変化した」という事例があります。

新生児の虹彩はメラニン色素の生成が未発達な状態で生まれてきます。生後、日光(紫外線)の刺激を受けることでメラノサイトが活性化し、生後6ヶ月から3歳頃にかけて本来の遺伝的目の色へと定着していきます。

大人になってから目の色が変わる主な原因

成人後に目の色が変わったと感じる場合、以下の理由が考えられます。

  • 光の反射と瞳孔の伸縮(無害):瞳孔が大きく開くと虹彩が圧縮されて色が濃く見え、瞳孔が縮むと虹彩が広がって色が淡く見えます。感情や光量による一時的な錯覚です。
  • 加齢による虹彩の変化(生理的):年齢とともに虹彩の実質組織が萎縮したり、メラニン色素がわずかに脱落したりすることで、瞳の色がわずかに薄く見えることがあります。
  • 緑内障治療薬(点眼薬)の副作用:プロスタグランジン関連薬(ラタノプロスト等)を長期使用すると、メラニン生成が促進され、薄い色の目が不可逆的に濃い茶色へと変化することが添付文書にも明記されています。
  • フックス虹彩異色性毛様体炎(疾患):片目の虹彩で慢性的な炎症が起こり、メラニン色素が脱落して片目だけ色が薄くなる(後天性オッドアイ)病気です。
  • ホルネル症候群や虹彩メラノーマ(重大疾患):神経の異常による瞳孔散大障害や、虹彩に発生した悪性黒色腫(がん)によって局所的に変色するリスクがあります。

オッドアイ(虹彩異色症:ヘテロクロミア)が起きるメカニズム

左右の目で色が異なる「オッドアイ」は、医学用語で虹彩異色症(Heterochromia iridis)と呼ばれます。

胎児期のメラニン細胞の移動異常や「ワールデンブルグ症候群」などの遺伝的要因で生じる先天性のものと、眼球打撲・外傷、重度のアレルギー、角膜・虹彩疾患によって引き起こされる後天性のものがあります。動物(白猫やシベリアンハスキー)に多く見られますが、人間で発現する確率は0.1%未満と極めて稀です。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。