木村佳乃さんの語学力が世界基準であることを決定づけたのが、2008年公開の国際共同制作映画『ブラインドネス(Blindness)』への出演でした。フェルナンド・メイレレス監督がメガホンを取り、ジュリアン・ムーアやマーク・ラファロなどハリウッドの名優が集結した超大作です。
この作品において、彼女は事務所のコネクションに頼ることなく、自らオーディションを受けて役を勝ち取りました。監督とのディスカッションをすべて英語でこなし、撮影現場でも通訳を一切介さず、キャストやスタッフと深いコミュニケーションを築きながら撮影に臨んだエピソードは業界内でも語り草となっています。
さらに、同作がオープニングを飾ったカンヌ国際映画祭の公式記者会見や海外メディアの個別インタビューでも、木村佳乃さんは堂々たる英語で作品のテーマや自身の役柄について熱弁を振るいました。世界の映画関係者やジャーナリストを前に、臆することなく知的な受け答えを披露した姿は、まさに国際派女優としての存在感を世界へ知らしめる瞬間でした。