痰の色や性状は、ティッシュペーパーに出した際の色味を観察することで、ある程度の状態を推測できます。まずは現在の痰がどのカテゴリーに該当するのか、以下のチェック一覧で確認してみましょう。
【痰の色と危険度の目安一覧】
- 透明・サラサラ(危険度:★☆☆☆☆):正常な分泌物、冷たい空気の吸入、アレルギー性鼻炎、ウイルス感染の極初期
- 白色・泡状または粘度が高い(危険度:★★☆☆☆):気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、アレルギー反応
- 黄色〜黄褐色(危険度:★★★☆☆):急性気管支炎、風邪の進行期、副鼻腔炎(細菌感染との初期交戦)
- 緑色・濃い黄緑色(危険度:★★★★☆):慢性気管支炎の悪化、気管支拡張症、肺炎、緑膿菌などの細菌感染
- 茶色・黒褐色の塊(危険度:★★★★☆):長年の喫煙(タール沈着)、陳旧性出血(古い気道内出血)、肺真菌症
- 赤色・ピンク色・鮮血混じり(危険度:★★★★★):肺がん、肺結核、急性肺炎、肺梗塞、気道粘膜の血管破綻
痰を観察する際は、「ティッシュに広げたときの色」「粘り気(サラサラか、ドロッと固まっているか)」「臭いの有無」の3点に注目してください。特に赤みや茶色みが混ざっている場合、肉眼での判断が治療の遅れにつながるリスクがあるため注意が必要です。