録音史に残る名演の中から、解釈とアンサンブルの完成度が突出した3つの録音を紹介します。
1. ペーター・シュミードル(Cl)、ヨーゼフ・シュク(Va)、フリードリヒ・グルダ(Pf)
ウィーン・フィルの首席奏者たちと鬼才グルダが組んだ極上のウィーン趣味漂う名盤。柔らかく薫り高いクラリネットの響きと、グルダの軽快で知的なピアノが絶妙に調和した王道の演奏です。
2. ポール・メイエ(Cl)、ジェラール・コセ(Va)、ジャン=フィリップ・コラール(Pf)
フランスのエスプリを感じさせる洗練された美演。メイエの艶やかな音色とコセの深いヴィオラが溶け合い、優雅で瑞々しいモーツァルト像を描き出しています。
3. マルティン・フレスト(Cl)、アントワーヌ・タメスティ(Va)、レイフ・オヴェ・アンスネス(Pf)
現代屈指の世界的ソリスト3名が集結した緊密な室内楽録音。ピリオド奏法の影響も消化した俊敏なフレージングと、圧倒的な対話の解像度が光る名演です。