1982年3月に連続ドラマ(全24話)が終了した後も、視聴者からの熱烈なラブコールに応える形で、子供たちの成長の節目ごとにスペシャルドラマが制作されました。制作・放送順がそのまま劇中の時系列となっているため、以下の順番で視聴するのが最も深く感情移入できる鑑賞ルートです。
1. 『北の国から '83冬』
母を失った黒板家。純の不注意から出火し、苦労して建てた丸太小屋が全焼してしまいます。五郎は責めることなく、自らの責任として受け止めます。
2. 『北の国から '84夏』
純の悪友・正吉のいたずら騒動や、純の淡い初恋の終わりを描いた一幕。正吉の母・みどりとの別れなど、大人の事情に振り回される子供たちの痛切な心情が描かれます。
3. 『北の国から '87初恋』
中学3年生になった純は、東京から来た美しい少女・れい(横山めぐみ)と運命的な恋に落ちます。純が中学卒業後に上京するラスト、トラック運転手から渡される「泥のついた一万円札」は日本ドラマ史に残る名場面です。
4. 『北の国から '89帰郷』
東京でバイク盗難や暴力沙汰に巻き込まれ、都会の荒波に揉まれる純。一方、看護学校に通うため旭川へ出た螢の葛藤と、富良野で一人暮らしを続ける五郎の孤独が交錯します。
5. 『北の国から '92巣立ち』
東京でガソリンスタンドで働く純は、タマ子(裕木奈江)を妊娠させてしまい、五郎が上京して誠心誠意の謝罪を行います。螢の恋と自立も描かれた、シリーズ屈指の重厚な前後編です。
6. 『北の国から '95秘密』
富良野に戻りゴミ収集の仕事に就いた純は、心に傷を抱える女性・シュウ(宮沢りえ)と出会います。螢の不倫と突然の結婚・妊娠が発覚し、黒板家に大きな激震が走ります。
7. 『北の国から '98時代』
純の結婚相手探しと借金問題、螢のシングルマザーとしての出産と正吉との結婚を描きます。過酷な運命を受け入れながら前を向く家族のたくましさが胸を打ちます。
8. 『北の国から 2002遺言』
シリーズ最終章。羅臼(らうす)で暮らす純と、夫のDVに苦しむ結(内田有紀)の出会い。高齢になった五郎の生き方と、子供たちへ遺した「本当の遺言」が明かされます。