本作の放送初期、SNSや掲示板上では「どうせ高校生向けの安っぽい性教育ドラマだろう」「無責任な若者を断罪する啓発モノではないか」といったステレオタイプな誤解が一部で見られました。しかし、回を重ねるごとにそうした先入観は完全に払拭されました。
本作が他の青春・妊娠テーマ作品と決定的に一線を画していたのは、「どちらか一方を悪者に仕立て上げない」という徹底した客観的視座です。宝は逃げ出さず、福とともに産婦人科へ行き、親への説明にも同席します。避妊の失敗という現実を受け止め、2人が互いの身体と人生に対してどのように責任を持つべきかを探求していくプロセスが、極めて論理的かつ誠実に描かれました。
ネット上の感想まとめやドラマレビューサイトでは、「親世代が見て胸を抉られた」「性教育がタブー視されてきた日本社会への強烈なアンチテーゼ」といった声が相次ぎ、視聴者満足度ランキングでも上位を独走。単なるお説教ドラマではなく、「選択する個人の尊厳」を描いた人間ドラマとしての評価を確固たるものにしました。