多角形の華やかな花びらを特徴とするアフリカンフラワーモチーフもまた、平面的表現から立体造形へと劇的な進化を遂げている。従来のかぎ針編みといえば平らなブランケットやショールが中心だったが、五角形や六角形、七角形を組み合わせる「ポリゴンマッピング」のような手法により、有機的なフォルムのぬいぐるみや立体バッグへと仕立てるアプローチが定着した。
花芯と花弁、そして外枠のフレーム部分にどの色を配するかで、同じ編み図でも全く異なる表情を見せる。花びらの段には発色の良いウールを用い、外周の枠線にあえて無彩色のリネン糸やマットなコットン糸を合わせることで、民芸調に偏りすぎないアーバンな質感を演出するのが近年のスタイルだ。