合い挽き肉の調理において、多くの家庭が無意識に陥っている「ネット上の誤解」を是正します。
最大の誤解は、「玉ねぎを必ず飴色になるまでじっくり炒めなければならない」という思い込みです。確かに本格フレンチの製法では甘みを引き出すために炒めますが、家庭の夕飯ハンバーグにおいては、生のまま細かくみじん切りにして加える(または耐熱容器でレンジ加熱1分半)だけで十分です。生の玉ねぎから適度な水分が補給され、むしろ加熱しすぎた玉ねぎよりも肉ダネがジューシーにまとまります。
また、「赤身率が高い高級な挽肉ほど美味しい」というのも誤りです。ハンバーグやミートソースなどの挽肉料理は、適度な脂(全体の20〜30%程度)が熱で溶け出すことでソースと乳化し、特有の旨味を生み出します。赤身率が90%を超える挽肉をそのまま使うと、ボソボソとしたパサつきの原因になるため、赤身肉を使う際はすりおろし玉ねぎやマヨネーズなどの保水成分を補うのが鉄則です。