赤城山と榛名山に挟まれた吉岡町の長閑なバイパス。車を走らせていると、突如として視界に飛び込んでくる巨大なモニュメントと極彩色の看板が、旅人の視界を強制的にジャックする。日本屈指のB級スポットとして好事家たちに知られてきた珍宝館だ。
色褪せた看板の文字、無数に並ぶ性神の石像。周囲の穏やかな農村風景から完全に遊離したその異様な存在感は、前情報なしに通りかかったドライバーなら二度見を免れない。だが、単なる悪趣味な見世物小屋と侮ってはいけない。館内へと一歩足を踏み入れれば、そこには個人の情熱と執念が築き上げた、圧倒的な密度の迷宮が口を開けて待っている。