長嶋家の兄弟といえば一茂氏が注目されがちだが、次男の長嶋正行氏や長女、次女の存在も欠かせない。正行氏はかつてレーサーとしてサーキットを駆け抜け、自身の腕一本で生きていく道を選んだ。父や兄のように野球の世界に進むのではなく、モータースポーツという全く異なるジャンルに挑んだ姿は、ミスターの影から逃れるための彼なりの自立の証明だったのかもしれない。引退後は環境保護活動やアート関連の仕事に携わり、静かに独自の人生を歩んでいる。
また、長女や次女もメディアの表舞台に出ることは少なく、自らのビジネスや家庭生活を大切にしながら静かに暮らしている。長女は父の事務所運営や身の回りの世話に関わってきたとされ、父・茂雄氏に最も寄り添う存在として家政全般を支えてきた。有名人一家に生まれながらも、それぞれの道を選び、静かな生活を守る彼らの姿は、タレントとして活躍する一茂氏とは対照的であり、長嶋家という多様な個性の集合体を物語っている。