村井國夫のキャリアを語る上で、洋画吹き替えにおける偉大な功績を外すことはできません。ハリウッドを代表する名優ハリソン・フォードの日本語吹き替えを黎明期から一手に引き受け、その魅力を日本のファンに届けてきました。
代表作は枚挙にいとまがありません。『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロ役をはじめ、名作『ブレードランナー』のリック・デッカード役、そして『インディ・ジョーンズ』シリーズのインディアナ・ジョーンズ役など、村井の低音で洒脱な声はハリソン・フォードの象徴として日本中に定着しました。
映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』劇場公開版において、再びインディ役の吹き替えを担当した際には、往年のファンから「村井さんの声でなければインディではない」「魂が震えた」と絶賛の嵐が巻き起こりました。声優としても日本のエンターテインメント史に不滅の金字塔を打ち立てています。