冬の風物詩である全国高校サッカー選手権大会の切符を巡る争いは、愛媛県内でも年々過熱している。新田高校サッカー部は、県内ライバルたちの徹底的な対策を打ち破るため、攻守両面におけるバリエーションの構築に余念がない。
愛媛県サッカー協会が推進する地域競技力向上の流れとも呼応し、選手個々の戦術理解度は極めて高い水準にある。前線からのアグレッシブなハイプレスでショートカウンターを狙う時間帯もあれば、強固なブロックを敷いてカウンターを一閃する柔軟性も兼備。ピッチ上の11人が連動してスペースを埋め、ボールを奪えば最短ルートでゴールへ迫る。全員守備・全員攻撃のコレクティブなフットボールは、トーナメントの一発勝負において無類の強さを発揮する。