2026年から2026年にかけて相次いで就航した新造船「フェリーきょうと」ならびに「フェリーふくおか」は、船体規模を総トン数約15,400トンへと大型化させ、従来のフェリーが抱えていた「揺れ」「閉塞感」「プライバシーの欠如」という課題を根本から打破しました。旅客定員をあえて670名程度に抑え、1人あたりの専有面積とパブリックスペースを大幅に拡張した設計が際立ちます。
エントランスホールに足を踏み入れると、3フロア吹き抜けのアトリウムと開放的なシースルーエレベーターが出迎えます。内装は関西と九州の伝統美を現代的に再解釈した上質なデザインで統一されており、ビジネスホテルの機能性とシティホテルの優雅さを高次元で融合させています。
特筆すべきは、海を眺めながら入浴できる「展望大浴場」の進化です。大きなガラス窓越しに瀬戸内海の穏やかな海原や夜景、ライトアップされた明石海峡大橋・瀬戸大橋・来島海峡大橋を湯船から見渡す贅沢は、他の交通機関では決して味わえないフェリーならではの醍醐味と言えます。パウダールームには充実したドライヤーやアメニティスペースが確保され、女性専用パウダールームや授乳室、キッズスペースも完備されているため、ファミリー層や女性の一人旅でも安心して過ごせる環境が整っています。