名匠・西村昭五郎の映画史的功績と『団地妻』誕生の真実の主要なニュースをコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

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1971年11月、日活ロマンポルノの第1弾ラインナップとして公開されたのが、西村昭五郎監督、白川和子主演による『団地妻 昼下りの情事』でした。本作は公開されるや否や社会現象と呼ばれるほどの大ヒットを記録し、窮地に立たされていた日活を文字通り救済することになります。

当時のインタビューや関係者の証言によると、低予算かつ1週間から10日程度という極めてタイトな撮影スケジュールの中、西村監督は妥協を許さない画面構成と光と影を巧みに操る撮影設計を徹底しました。高度経済成長期の象徴であった「公団住宅(団地)」の閉塞感と、主婦の孤独・性の欲求をリアルかつ叙情的に描写した演出は、単なる成人映画の枠を大きく超え、一般の映画ジャーナリズムからも絶賛を浴びました。

西村監督と白川和子のタッグは『団地妻』シリーズとして次々とヒット作を生み出し、白川和子は一躍「ロマンポルノの女王」として時代のアイコンとなりました。西村監督の手腕は、過酷な制約を逆手に取った先鋭的な映像表現を確立させた点にあります。