名古屋駅の地下空間は広大だ。慣れていない旅行者が早朝の薄暗い通路で迷うと、貴重なモーニングの時間を浪費してしまう。早朝攻略の鍵を握るのは、東側に広がる名駅地下街サンロードと、新幹線口(太閤通口)直結のエスカ地下街である。
日本最古の地下街の一つであるサンロードは、昭和の面影を残すレトロな喫茶店が軒を連ね、開店直後から常連のシニア層で席が埋まり始める。一方、エスカ地下街は新幹線改札から徒歩1分という圧倒的な機動力の高さが武器だ。キャリーケースを引いたまま滑り込める通路設計と、注文から提供までの素早さは、分刻みで動くビジネスパーソンにとって生命線となる。