過酷な労働環境に見合うだけの対価は支払われているのか。芸能人マネージャーの懐事情は、所属する企業の規模や契約形態によって驚くほど二極化している。
一般的に、中小規模の事務所に勤務する20代マネージャーの平均年収は300万〜380万円前後にとどまることが多い。固定残業代が含まれているケースが大半で、労働時間で割れば最低賃金すれすれという過酷な現実も存在する。現場での移動交通費や急な経費の立て替えなど、金銭的なプレッシャーが重くのしかかる場面も少なくない。
一方で、大手事務所のチーフマネジメントクラスや役員クラスになれば、年収700万〜1,000万円を超えるプレイヤーも存在する。さらに、担当タレントの売上に連動するインセンティブ制度を採用しているプロダクションでは、大ヒット作を生み出したマネージャーに破格のボーナスが支給されるケースもある。実力と運、そして何よりも「どのタレントの背中を押すか」によって、手にする報酬は天と地ほどの開きが生まれるのが実態だ。