実際に大画面を導入したユーザーのコミュニティやSNS、知恵袋の投稿を徹底分析すると、50インチテレビ買って後悔した理由には、購入前のカタログ閲覧段階では気付けない共通の落とし穴が存在します。
第一の理由は「視線移動による眼精疲労と首の痛み」です。特にPCモニター兼用としてデスクに設置したユーザーや、座面が低い座椅子で視聴している環境から「画面全体の情報を追うのに首を左右上下に動かさざるを得ず、長時間の映画鑑賞やゲームでひどい肩こりに見舞われた」という証言が目立ちます。人間工学において自然に視野に収まる有効視野は水平30度程度とされており、近すぎる距離で画面端のテロップを追い続けることは想像以上の肉体的負荷をもたらします。
第二の理由は壁掛け工事時の高さ設定の失敗です。50インチテレビ壁掛け設置の高さを決める際、立ち姿勢を基準に施工してしまい、実際にソファへ座ったときに「見上げる角度」になってしまうトラブルが後を絶ちません。画面中心が目線より上にある状態が続くと、ドライアイや頸椎への過度な負担を引き起こします。壁掛け時の鉄則は、「普段座る位置の目線から、画面の中心点が水平、あるいはわずかに5〜10cm下がる位置」に金具を固定することです。床からの寸法で言えば、ソファ着席時の画面中央の高さは概ね80〜90cm程度が適正値となります。
第三の理由は「部屋に入った瞬間の黒い板の威圧感」です。電源を切っている間、横幅1.1mを超える巨大な黒い長方形が空間に居座り続けることになります。日中の採光を遮る位置に置いたり、壁面に対して家具のボリュームがアンバランスだったりすると、部屋全体が一気に狭く、暗い印象に一変してしまいます。