ふたりの出会いは、アルゼンチン第3の都市ロザリオ。メッシがわずか9歳の頃だった。親友だったルーカス・スカリアの従姉妹として現れたのが、当時8歳のアントネラ・ロクソだ。一目で心を奪われたメッシは、彼女に向けて「いつか僕たちは絶対に恋人になる」と熱烈な手紙を渡したという甘酸っぱいエピソードが残っている。
その後、メッシは成長ホルモンの治療費を支援してくれるクラブを求め、13歳で海を渡りFCバルセロナの下部組織へ加入。大西洋を隔てた距離ゆえに一時期は疎遠になっていたが、2005年に運命がふたりを再会させる。アントネラの親友が交通事故で他界するという悲劇に見舞われた際、訃報を聞いたメッシはすぐさまアルゼンチンへ急行。落ち込む彼女に寄り添い、優しく抱きしめた。この出来事をきっかけに、かつての幼馴染の友情は揺るぎない愛へと変わったのだった。