メルヴェール箱根強羅を検討する上で、事前に把握しておくべき最大の盲点が強羅駅からのアクセスルートです。地図上の距離は徒歩約5分と至近に見えますが、道中には心臓破りの急な上り坂が立ちはだかります。重いスーツケースを持った状態での徒歩移動は想像以上の体力を要するため、足腰に不安がある方や高齢者同伴の場合は、タクシーの利用や送迎状況の確認が必須です。
また、ネット上で散見される「建物が古い」という口コミの背景には、同館が完全新築ではなく、既存のリゾートホテルを大規模フルリノベーションした物件であるという構造的背景があります。ロビーや新設客室、ラウンジは洗練された空間に生まれ変わっているものの、エレベーターホールや共用通路の一部、客室の間取りに前身ホテルの面影が残る箇所があります。完全な新築ピカピカの宿をイメージして訪れると認識のズレが生じる可能性があるため、リノベーション物件特有の味わいとして理解しておく必要があります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
独自のコンセプトと価格設計を踏まえ、宿泊ジャーナリズムの視点から導き出した向き不向きの判断基準は以下の通りです。
- 選ぶべき人(強くおすすめできる層):
- 滞在中の追加料金を気にせず、薬膳Barやお酒、スイーツをマイペースに楽しみたい人
- ひとり旅で気兼ねなくおこもりステイを満喫し、日頃のストレスや冷えをリセットしたい人
- 高級ドライヤーやアメニティ、おしゃれな和モダン空間を重視する女子旅・カップル
- 慎重になるべき人(他宿を検討すべき層):
- クラシックで重厚な伝統的日本旅館のフルサービス(仲居による部屋食など)を求める人
- 坂道の移動が極めて困難で、平坦なバリアフリー動線のみを必要とする高齢者グループ
- とにかく超大盛りの豪華絢爛な料理や、昔ながらの宴会スタイルを希望する人