騒動の後、東京メトロは問題となったイラストの掲載を取りやめるなどの対応に追われた。この決定は、他の自治体や公共機関のPR戦略にも冷や水を浴びせる結果となった。多くの企業が「炎上リスク」を恐れ、キャラクターを用いたキャンペーンに対して極めて慎重な姿勢を取るようになったのだ。
この時期を境に、公共空間におけるキャラクターデザインは、無難で毒のない、かつジェンダーフリーを意識したものが主流となっていく。表現者たちからは「過度なポリコレ(ポリティカル・コレクトネス)がクリエイティビティを殺している」という不満の声も漏れるようになった。