核家族化や単身世帯の増加に伴い、現在スーパーの店頭では1玉丸ごとよりも、1/2や1/4、1/8に切り分けられたカットスイカの売れ行きが主流となっています。カットスイカには「断面を直接確認できる」という丸ごとにはない強力なアドバンテージがあります。
カットスイカを見分ける際の最大のポイントは、果肉の断面、皮の薄さ、そして種の配列です。新鮮で糖度が高いカットスイカは、果肉の赤色が鮮明で、切り口の角がピンと鋭く立っています。果肉が崩れてドリップ(果汁)がパックの底にたまっているものは、切ってから時間が経ち鮮度が落ちています。
また、スイカの種は中心から外側に向かって維管束に沿って放射状に規則正しく並ぶ性質を持っています。種が不規則に散らばっておらず、綺麗な3本のラインを描くように整然と並んでいる個体は、受精と細胞分裂が順調に進んだ健康な果実です。皮と果肉の境界線がくっきりと分かれ、皮の白い部分が薄いものほど可食部が多く、甘みも皮の近くまで乗っています。
一方、近年人気の高い小玉スイカの見分け方のコツは大玉とは少し異なります。小玉スイカはもともと皮が2〜3ミリと非常に薄いため、大玉ほど縞模様の凹凸が目立ちません。小玉スイカを選ぶ際は、「手のひらに対する比重の重さ」と「地色の緑の濃さ」を最優先し、ヘソが極端に小さいものを選ぶとシャリ感のある甘い果肉に出会えます。