現地を訪れるにあたって、絶対に知っておくべき重要な構造がある。この社は単独で神職が常駐する神社ではなく、北区茶屋町に鎮座する綱敷天神社の末社(境外末社)であるという点だ。そのため、お札やお守り、御朱印をいただくための正式な参拝手順を押さえておくことが欠かせない。
最も理想的な参拝ルートは、まず梅田の路地にある歯神社に参拝し、日頃の感謝となで石への祈願を捧げた後、徒歩約7分ほどの距離にある綱敷天神社「御旅社」または「本社」へと足を延ばすコースだ。都会のビル群を縫うように歩くこのわずかな移動時間が、参拝者の心を日常から非日常の神域へと自然に切り替えてくれる。
授与品の中でも特に人気を集めているのが、小さな歯の形を模した愛らしい「歯痛平癒御守」と、なで石の御神徳を分かち受ける「なで石守」である。また、歯科関係者向けに特別に奉製された専用のお守りや、歯止め祈願の絵馬も用意されている。白い絵馬にそれぞれの「止めたいこと」をしたためて奉納する時間は、自分自身の生活習慣や心の弱さと向き合う貴重な内省のひとときとなるだろう。