スタジオの照明が落ちた瞬間、ふたりはふっと素の顔に戻る。長年の親交が明かす裏話の中でも、特に語り草となっているのが、若き日の苦労やメディア表現の限界に挑み続けた舞台裏のやり取りだ。時代の先頭を走り続けてきたふたりだからこそ分かち合える葛藤と、表舞台では決して見せない素顔の交流がそこにはあった。
楽屋で交わされる会話は、最新の芸術批評から些細な日常の雑談まで多岐にわたる。周囲のスタッフが息をのむような辛口の助言すら、ふたりの間では深い愛のあるエールとして成立する。厳しい規律と華やかさが同居する文化・芸能の世界において、損得勘定抜きで本音を語り合える存在は極めて貴重だ。幾多の時代を共に乗り越えてきた歴史が、何物にも代えがたい独占秘話の数々を生み出してきたのである。