話題沸騰中の 美観地区の名門。倉敷国際ホテルで出逢う巨匠のアートと贅沢な休日について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

メインロビーに足を踏み入れた瞬間、誰もが立ち止まり、息をのむ。吹き抜けの壁面を飾る巨大な木版画。世界の芸術界にその名を轟かせた版画家・棟方志功の傑作、木版画『大樹の頌』だ。

縦約1.7メートル、横約14メートルにも及ぶこの作品は、世界の板画史上でも類を見ない超大作として知られている。生命力にあふれ、ほとばしる熱情が刻み込まれた黒と白のコントラスト。大原孫三郎や浦辺鎮太郎らの情熱に応えるべく、棟方志功が全身全霊を傾けて掘り上げたエネルギーは、見る者の心を揺さぶらずにはいられない。旅の始まりを彩るこの圧巻のアート空間こそ、倉敷滞在の真骨頂といえる。