羽賀研二というタレントは、本来であれば類稀なる才能の持ち主だった。ディズニーアニメ映画『アラジン』の主人公アラジンの日本語吹き替え声優として見せた透明感ある演技や、80年代の洋画ブームを象徴する『ネバーエンディング・ストーリー』のテーマソング日本語カバーなど、マルチな才覚でスター街道を駆け抜けていた。
しかし、破局後に待っていたのは暗転の人生だった。未公開株を巡る詐欺や恐喝未遂事件での逮捕・実刑判決、さらにはその後の不動産資産隠しを巡る再度の法廷劇。かつてスクリーンで爽やかな魅力を振りまいたスターの影は消え去り、地上波メディアからの事実上の追放を余儀なくされたのである。