転機となったのは2016年。プロの芸人を目指してコンビを結成した三中に対し、番組側が突きつけたのは「国民投票で合格しなければ降板」という非情なルールだった。結果は不合格。生放送で突きつけられた現実と、ネット上に溢れた厳しい批判の声は、彼の心を深く傷つけた。
この出来事は、テレビにおける「素人いじり」の限界と、視聴者参加型コンテンツの残酷さを浮き彫りにした。エンターテインメントの名の下に、一人の若者の人生が消費され、使い捨てられたのではないかという議論は、今なおバラエティ番組のあり方を問う際に引き合いに出される。