肉体派俳優としての転機となったのが、フジテレビジョン制作の『ナンバMG5』への出演だ。本作はただのヤンキー・アクションドラマではない。本格的な格闘シーンが連続する過酷な現場において、彼の演じたキャラクターは鋭利なナイフのような俊敏さと重みのある打撃を兼ね備えていた。
殺陣のスピードに負けない瞬発力を養うため、プライオメトリクストレーニングを導入。ジャンプスクワットやメディシンボールスローを繰り返し、全身の連動性を極限まで高めた。画面越しに伝わる打撃の説得力は、付け焼き刃の演技ではなく、実戦的なフィジカルを作り上げたからこそ生まれた奇跡的な瞬間だった。