「It's My Life」の原曲となるアイデアは、元々1999年の映画『エドtv』のために書き下ろされた楽曲「Real Life」の試行錯誤から派生したものだった。映画のテーマである「一般人の私生活が24時間放映される歪んだ日常」からインスピレーションを受け、自分自身の意志で人生の主導権を握る重要性をジョンは確信したという。
名門レーベルであるアイランド・レコードからリリースされたアルバム『Crush』のリードシングルとして世に放たれると、曲は瞬く間に世界各国のチャートを駆け上がった。ベテランバンドが若手アーティストに押されていた当時の音楽産業において、ベテランの意地と圧倒的な楽曲クオリティでトップに返り咲いたニュースは、世界中の音楽メディアを驚かせた。
過渡期にあったロックシーンにおいて、彼らが提示した「圧倒的なメロディとストレートなメッセージ」は、旧来のファンだけでなく、ミレニアル世代やそれ以降の新しいリスナー層をも一気に呑み込んでいったのだ。