同社の原点である遊技機関連事業(パチンコ・パチスロ向け制御基板やホールシステム)に対しても、かつてのような甘えは見られない。市場規模の縮小が続く遊技機業界において、同社は徹底したコスト構造改革と選別受注を断行した。
現在、この部門は急成長を狙う牽引役ではなく、安定した現金を稼ぎ出す「キャッシュカウ」として厳格に位置付けられている。ここで吸い上げられた潤沢な営業キャッシュフローが、IoT分野の研究開発や成長領域でのM&Aへと機械的に再配分される。感情を排した冷徹なポートフォリオ管理こそ、近年の同社が市場から再評価を受ける最大の理由だ。