番組の歴史の中で、最も視聴者を沸かせたのが桂歌丸と六代目三遊亭円楽(旧名・楽太郎)の「罵倒合戦」でした。歌丸の髪型や体調を円楽が容赦なくいじり、歌丸が「円楽の座布団を全部持ってきなさい!」と返す。このお約束のやり取りは、単なる悪口ではなく、深い信頼関係と計算された芸の結晶でした。
歌丸が旅立った後、円楽が流した涙、そしてその円楽自身もまた病に倒れ、帰らぬ人となった時の衝撃。楽屋裏で見せていたという、互いをプロとしてリスペクトし合う姿を知るにつれ、大喜利で見せていた毒舌がいかに愛に満ちたものであったかが浮き彫りになります。彼らが築いた「対立の美学」は、現在のメンバーにも形を変えて受け継がれています。